不動産一括査定に申し込もうとすると、最後の送信ボタンで少し手が止まることがあります。
私自身、HOME4Uを使って6社へ査定を依頼したときは、正直少し「えいや」という気持ちでした。
- 6社から一気に電話が来るのでは?
- 申し込んだら売却を進めなければいけないのでは?
- どんなことを聞かれるの?
- 査定結果はすぐ届くの?
こうした「申し込んだ後」が分からないことが、不動産一括査定を怖く感じる理由の一つだと思います。
実際に6社へ依頼してみると、申し込み後は不動産会社から連絡が来て、物件や売却意向について確認され、その後に査定額や資料が提示されました。
ただし、6社すべてが同じ順番・同じ方法で動いたわけではありません。
すぐ電話が来た会社もあれば、SMSやメールを使う会社もありました。
査定についても、
- 概算の価格帯を伝える会社
- 詳しい査定資料を作る会社
- 土地の価値を重視する会社
- 家賃や利回りから収益性を見る会社
など、それぞれ違いました。
この記事では、私が実際に6社へ不動産一括査定を依頼した経験をもとに、申し込みボタンを押したあと何が起きたのかを時系列で整理します。
- ■ この記事でわかること
- ■ 結論:申し込み後は「各社から連絡→確認→査定・提案→比較」。6社すべて同じ流れではなかった
- ■ 住田さんの悩み
- ■ 家守さんの整理
- 実際に6社へ申し込んだ後の流れ
- 査定額が違っても、すぐ「高い会社が正解」と考えない
- STEP6|価格だけでなく「資料・説明・提案」まで比較した
- STEP7|必要なら訪問査定へ。全社に訪問してもらう必要はない
- 申し込み後、電話はどれくらい来た?
- 「選んでいない会社から電話?」と思ったこともあった
- 約1か月後、1社から売却状況のフォロー連絡があった
- 査定を受けたあと、売却しなくてもいい?
- 申し込み後に困らないための3つのポイント
- 判断に迷っている方へ
- ■ 次に読む記事
- まとめ|一括査定は申し込んだ後から比較が始まる
■ この記事でわかること
✓ 不動産一括査定に申し込んだ後の流れ
✓ 申し込み後、どんな連絡が来るのか
✓ 電話では何を聞かれたのか
✓ 査定結果はどのように届くのか
✓ 6社で対応や査定方法がどう違ったのか
✓ 約1か月後のフォロー連絡はあったのか
✓ 査定後に売却しなくてもいいのか
■ 結論:申し込み後は「各社から連絡→確認→査定・提案→比較」。6社すべて同じ流れではなかった
不動産一括査定へ申し込むと、基本的には次のような流れになります。
- 査定を依頼した不動産会社から連絡が来る
- 物件情報や売却意向を確認される
- 各社が査定する
- 査定額や資料、提案が届く
- 価格や根拠、会社の対応を比較する
- 売却を具体化するなら必要に応じて次の段階へ進む
ただし、実際に6社へ依頼して分かったのは、全社が同じ動きをするわけではないということです。
実際に6社へ依頼して分かったこと
- 連絡が来る速さが違う
- 電話・SMS・メールなど連絡方法が違う
- 確認される内容も違う
- 査定額の出し方が違う
- 資料の詳しさも違う
- 査定結果が出るまでの速さも違う
つまり、
「申し込んだら6社から同じ形式の査定書が届く」
というものではありません。
一括査定は、申し込んだ時点で答えが出るサービスではなく、そこから各社の違いを比較するところがスタートです。
■ 住田さんの悩み

一括査定って、申し込んだ瞬間に電話が一斉にかかってくるのでしょうか?まだ売ると決めていないので、そのまま売却の話を進められそうで不安です。
■ 家守さんの整理

私もそこが気になって、実際に6社へ査定を依頼しました。連絡は来ましたが、6社すべて同じ対応ではありませんでした。売却時期が未定であることもそのまま伝えています。申し込み後の流れを知っておけば、必要以上に身構えなくて大丈夫です。
- 申し込み完了=売却決定ではない
- 査定を依頼した会社から直接連絡が来る
- 会社によって連絡方法や査定方法は違う
- 査定後は価格・根拠・提案を比較する
実際に6社へ申し込んだ後の流れ
ここからは、私が実際にHOME4Uから6社へ査定を依頼したときの流れを順番に紹介します。
STEP1|6社を選んで申し込みを完了
物件情報などを入力し、査定を依頼する会社を選んで申し込みを完了しました。
この最後のボタンを押すときが、一番緊張しました。
「ここから6社の電話が一気に始まるのか?」
と思ったからです。
ただし、申し込みを完了したからといって、この時点で不動産会社との媒介契約や売却契約が成立するわけではありません。
まずは査定を依頼した状態です。
実際の入力方法はこちらで詳しく紹介しています。
▶ HOME4Uの申し込み方法を実画面で解説|実際に査定して分かった入力手順と注意点
STEP2|査定を依頼した不動産会社から直接連絡が来た
申し込み後は、HOME4Uの担当者から一括して連絡が来たわけではありません。
査定を依頼した不動産会社から、それぞれ直接連絡が来ました。
連絡方法は会社によって違います。
- 電話
- SMS
- メール
などがありました。
また、連絡してくる速さにも差がありました。
かなり早く電話が来た会社もあります。
最初の電話が来たときは、
「ほら来た!」
という感じでした。
ただ、実際に話してみると、こちらが想像していたような長時間の営業電話ではありませんでした。
STEP3|物件情報と売却について確認された
電話では、入力した物件情報だけでなく、売却についての状況も確認されました。
たとえば、
- 物件の状況
- 賃貸の状況
- 現在の家賃など
- 売却時期
- どの程度売却を検討しているか
といった内容です。
私は、
「今すぐ売却する予定ではなく、まず現在の価格を知りたい」
という状況をそのまま伝えました。
今回話した会社では、その状態でも大丈夫という趣旨の対応でした。
売却時期が未定なら、そのまま伝えた方が楽です。
無理に「売る予定です」という前提で話す必要はありません。
売却未定で査定してよいのかについてはこちらで詳しくまとめています。
▶ 売却未定でも不動産査定していい?6社へ実際に依頼して分かったこと
STEP4|入力内容に間違いがあれば確認・修正した
実際に申し込んでみると、入力時にすべてを完璧にできるとは限りません。
私の場合は、物件名を誤って入力してしまいました。
住所自体は合っていましたが、その後の電話やメッセージのやり取りで訂正しています。
また、土地について確認したい情報が手元になく、途中で資料を確認する必要もありました。
申し込み前に確認しておくと楽なもの
- 土地面積
- 建物面積
- 築年
- 所有関係
- 賃貸中なら家賃や入居状況
すべての書類が必須という意味ではありません。
ただ、物件の基本情報を確認できるものが手元にあると、申し込み後の確認がスムーズです。
▶ 不動産査定前に準備するものは?実際に申し込んで途中で困ったことまで解説
STEP5|査定結果が出る。ただし方法も速さも会社ごとに違った
ここが、実際に6社へ依頼して一番意外だったところです。
私は最初、
「各社から似たような査定書が届く」
と思っていました。
しかし実際には、かなり違いました。
今回出てきた査定・評価を大まかに整理すると、
| 査定・評価の例 | 価格の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| A社 | 約3,500〜4,500万円 | 概算の価格帯を提示 |
| B社 | 約4,600万円前後 | 家賃・利回りなど収益性を重視 |
| C社 | 約5,000万円 | 土地価値を重視 |
一方で、追跡していた期間内に具体的な査定額まで出なかった会社もありました。
つまり、
一括査定に申し込めば、全社から同じタイミング・同じ形式で査定額が届くわけではありません。
会社によって、価格の出し方も資料の詳しさも違います。
この違い自体が、一括査定で比較する意味だと感じました。
査定額が違っても、すぐ「高い会社が正解」と考えない
複数社から査定額が出ると、一番高い数字に目が行きます。
でも今回、約3,500〜4,500万円、約4,600万円前後、約5,000万円などの数字が出たことで、
「一番高い会社が正解なのか?」
という疑問が出ました。
詳しく見ると、
- 土地としての価値を重視する
- 賃貸収入から収益物件として考える
- 想定する買主や売り方が違う
など、査定の前提が違いました。
査定額に差がある=どこか1社が間違っている、とは限りません。
まず見るのは「なぜ、その金額なのか」です。
さらに、ある査定資料では、担当者から聞いた説明と大きく異なる数字が載っていました。
確認すると、資料作成時の物件条件に誤りがあったことが分かりました。
査定書の数字だけでなく、前提条件まで確認することも重要です。
詳しくはこちらで整理しています。
▶ 不動産査定額が高すぎる会社は危険?6社査定で分かった「売れる価格」との違い
STEP6|価格だけでなく「資料・説明・提案」まで比較した
査定額が出たら、それで終了ではありません。
今回6社を比較して感じたのは、数字以外の差もかなり大きいということです。
私が見たのは、
- 査定額の根拠
- 資料の詳しさ
- 質問への回答
- 物件への理解
- 売却方法の提案
です。
最初の電話が早い会社。
話し方が感じのいい会社。
もちろん、それも大切です。
しかし、電話の印象と、最終的な査定資料や提案の内容が必ずしも一致するわけではありませんでした。
入口より出口を見る。
最終的に、もし本当に売却するなら、さらに詳しく話を聞いてみたいと思えた会社は、おおよそ3社でした。
▶ 不動産会社の選び方|6社を比較して分かった売却で見るべき5つの基準
▶ 不動産会社の担当者はどう見極める?6社を比較して分かった5つのポイント
STEP7|必要なら訪問査定へ。全社に訪問してもらう必要はない
一般的には、机上査定のあと、より詳しく調べたい場合に訪問査定へ進みます。
ただし、
机上査定を受けたら必ず訪問査定へ進む
というものではありません。
私なら、
- まず机上査定で複数社を比較する
- 価格・根拠・資料・対応を見る
- 詳しく話したい会社を2〜3社程度に絞る
- 売却を具体化した段階で必要に応じて訪問査定へ進む
という順番にします。
また、物件によって訪問査定の必要性は変わります。
今回のような賃貸中の一棟物件と、所有者が住んでいる戸建てでは、現地確認の意味も同じではありません。
机上査定と訪問査定の使い分けはこちらで詳しく整理しています。
▶ 不動産査定は机上査定と訪問査定どっち?6社へ依頼して分かった使い分け
申し込み後、電話はどれくらい来た?
一括査定で一番気になるのが電話だと思います。
今回の6社査定では、申し込み直後に電話してきた会社もありました。
また、こちらが出られない間に複数回着信があったケースもあります。
ただ、一度話して、
- 「今すぐ売る予定ではない」
- 「まず価格を確認したい」
という状況を説明すると、今回のケースでは頻繁な営業電話が続くことはありませんでした。
申し込み前はかなり警戒していましたが、実際に一度話してみると、
「あれ、全然大丈夫じゃん」
というのがその日の感想でした。
知らない番号を全部無視するより、依頼した会社か確認して一度こちらの状況を伝える方が話が早い場合があります。
「選んでいない会社から電話?」と思ったこともあった
実際に一度、
「これ、選択していない会社から電話が来たのでは?」
と思ったことがありました。
しかし確認すると、HOME4Uで選択していた会社でした。
不動産会社では、ブランド名、法人名、店舗名などが違うことがあります。
そのため、知らない会社名に見えても、まず申し込み時に選択した会社と照らし合わせて確認した方がいいでしょう。
約1か月後、1社から売却状況のフォロー連絡があった
申し込み直後の連絡だけで終わるのか。
ここも気になるところです。
今回のケースでは、売却未定と伝えたあと、頻繁な営業連絡が続くことはありませんでした。
ただし、約1か月後に1社から売却状況を確認するフォロー連絡がありました。
内容は、
- 現在、売却を検討しているか
- 必要であれば改めて相談できる
- 机上査定額や売却時の税金、売却の仕組みなども案内できる
という趣旨でした。
また、そのメールには、
「連絡不要」と返信すれば、その会社から以後連絡しない
旨も記載されていました。
今回の実体験
売却未定と伝えたあと、頻繁な営業連絡はありませんでした。ただし、約1か月後に1社から状況確認のフォロー連絡がありました。
「一度断れば永久にどの会社からも連絡が来ない」と考えるより、必要がなくなった時点で、その会社へ意思を伝える方が確実です。
一括査定後の電話についてはこちらで詳しくまとめています。
▶ 不動産一括査定はしつこい?6社へ実際に依頼して分かった電話の実態と対処法
断り方はこちらです。
査定を受けたあと、売却しなくてもいい?
査定を受けたからといって、その不動産会社と媒介契約を結んだり、そのまま売却したりする義務が生じるわけではありません。
査定結果を見て、
- 売却を進める
- もう少し考える
- 家族と話し合う
- 現時点では売却しない
という判断ができます。
ただし、一括査定は売却をまったく考えていない人が、単なる興味で価格だけを調べるためのサービスと考えない方がよいでしょう。
売却も選択肢にあり、その判断材料を集めたい段階で使うのが自然です。
価格を知ること=売ると決めることではありません。
売却するかどうかを考えるための材料として査定を使うことができます。
▶ 売却未定でも不動産査定していい?6社へ実際に依頼して分かったこと
申し込み後に困らないための3つのポイント
① 売却時期や目的を最初に伝える
売却が未定なら、
「まだ売却時期は決めていません。まず現在の価格と、どのような売却方法が考えられるのか知りたいです」
と伝えておけば十分です。
不動産会社とこちらの温度差を小さくできます。
② 査定額だけでなく根拠を見る
一番高い数字が出ると魅力的に見えます。
でも、査定額はその価格で売れる保証ではありません。
- なぜその金額なのか
- 何を基準にしたのか
- 誰に売る想定なのか
- どんな売却方法なのか
まで確認します。
③ 最後まで全社と深く付き合う必要はない
私の場合は6社へ依頼しましたが、実際に売却するなら、さらに詳しく話を聞きたいと感じた会社はおおよそ3社でした。
比較する段階と、売却を任せる会社を絞る段階は別です。
会社数に絶対の正解はありません。
比較材料を増やしたいなら4〜6社程度から始める方法もありますし、電話対応の負担を抑えたいなら2〜3社から始める方法もあります。
重要なのは、自分が比較できる範囲で使うことです。
▶ 不動産一括査定は何社がいい?6社へ実際に依頼して分かった比較のコツ
判断に迷っている方へ
不動産一括査定で一番怖いのは、
「申し込んだ後、何をされるのか分からない」
ことだと思います。
私も実際に申し込むまでは、6社から電話が次々に来て、売却を迫られるような状況をかなり警戒していました。
でも使ってみると、各社の対応はバラバラでした。
そして一度こちらの状況を伝えてしまえば、想像していたほど身構える必要はありませんでした。
むしろ一括査定を使って分かったのは、
電話が来ることより、自分の不動産を今後どうするのかの方が大きな問題
だということです。
- 売却する
- 持ち続ける
- 貸す
- まだ決めない
どの選択をするにしても、現在の価格や不動産会社の見方を知ると、判断材料が増えます。
申し込みボタンを押した瞬間に売却が始まるわけではありません。
そこから各社の違いを見て、自分が次に話を聞く会社を選ぶところがスタートです。
私が実際にHOME4Uで6社へ査定した全体の結果はこちらです。
▶ HOME4Uを使って6社へ一括査定してみました|電話・査定結果・会社ごとの差を検証
※連絡方法の希望を記載できる場合でも、希望どおりにならず電話連絡が入ることがあります。
※査定したからといって売る必要は一切ありません
※合わない会社は断ってOKです
実際に物件を保有・運用してきた立場から整理しています。
■ 次に読む記事
▶ HOME4Uを使って6社へ一括査定してみました|電話・査定結果・会社ごとの差を検証
▶ 不動産一括査定はしつこい?6社へ実際に依頼して分かった電話の実態と対処法
▶ 不動産一括査定は何社がいい?6社へ実際に依頼して分かった比較のコツ
まとめ|一括査定は申し込んだ後から比較が始まる
今回、実際に6社へ不動産一括査定を依頼して分かったのは、申し込み後の流れは会社によってかなり違うということでした。
6社へ申し込んで分かった流れ
- 申し込み後は査定を依頼した会社から直接連絡が来た
- 電話・SMS・メールなど連絡方法は会社ごとに違った
- 物件情報や売却時期などを確認された
- 査定額の出し方や資料の詳しさにも差があった
- 査定額だけでなく根拠・資料・提案まで比較した
- 6社すべてと最後まで深くやり取りする必要はなかった
- 売却未定と伝えたあと頻繁な営業連絡は続かなかった
- 約1か月後に1社から状況確認のフォロー連絡があった
一括査定は、
「申し込めば売却が始まってしまうサービス」
ではありません。
複数の不動産会社が、自分の物件をどう評価し、どのように売ろうと考えるのかを比較する入口です。
申し込み後に大切なのは、
一番高い査定額を探すことではなく、「なぜその価格なのか」を見ること。
そして、
この会社なら、もう少し詳しく話を聞いてみたい
と思える会社を残していくことです。
そこまでできれば、一括査定を使った意味が出てきます。
※連絡方法の希望を記載できる場合でも、希望どおりにならず電話連絡が入ることがあります。
※査定したからといって売る必要は一切ありません
※合わない会社は断ってOKです
実際に物件を保有・運用してきた立場から整理しています。

